2月16日(木)午後6時15分から、ウインクあいち 会議室にて、中部支部主催「リーダー社員研修会」が開催されました。参加された皆様お疲れ様でした。
講師は昨年同様、トーマツイノベーション株式会社の 森本 貴俊様にお越しいただき「【現場指導者向け】体系的に学ぶOJTの進め方」と題して、現場での指導に焦点を当て、自律を促す業務支援方法を理論や演習、参加者同士の意見交換を交えて勉強しました。
そもそもOJTとは「部下・後輩の成長の為に業務を意識的・計画的に継続して行う指導」と講師から、今回のテーマの根幹に関わるお話です。
「皆さんの職場ではどのようなOJTを行っていますか?」の問いかけに、「意識的?計画的?」というキーワードを思い浮かべながら、個人で考える時間がありました。その後近くの席4名で意見交換、それぞれの方が、どんな想いで指導しているか、というところまで互いに会話を深めていました。会場からは「あるある」や「そうですよね」など、行っているOJTを通り越して、苦労話まで飛び出している状況でした。「誰もが人の育成に難しさを感じていて、その方策を求めている」と、活発な話の中に共感があったように見えました。
こんな数値データも提供いただきました。
・個人の成長は何によってもたらされるか」(ロンバルドとアイチンガーの研究)
仕事の直接的経験70%、先輩・上司からの助言20%、研修・書籍10%
研修企画者としては寂しいのですが、成長の90%がOJTに起因するという実態も、その重要さを認識する分かりやすいものでした。
以下はちょっと考えていただきたい問いかけ2つです。
「普段、業務を依頼する際にどのようなことを意識していますか?」
「部下・後輩に仕事を任せていますか?」
「【任せた】つもりの【ほったらかし】なぜ、ほったらかし・・・・?」
最後は自分の胸に手を当てて・・・・
「仕事を任されないOJT指導者」は以下のような思いがあるのでは・・・。
・自分でやらないと気がすまない
・失敗して自分の責任になるのがイヤ
・自分でやった方が早い
・自分の居場所がなくなる・・不安
気づき多い「職場リーダー研修」でした。
㈱タマディック 村上 正一 記録 楓 聡