平成１５年度機械設計技術者３級試験合格者インタビュー

　── 機械設計技術者試験制度をお知りになったきっかけ、また受験された動機について教えてください。

白倉：学科の先生の紹介で知りました。大学で学んだことが自分の身についているか、確認と復習をするために受験しました。

　── 試験の難易度はいかがでしたか？

白倉：たいていの参考書には必ず載っている内容だったので、焦らず落ち着いて考えれば一文字も書けない、というものではありませんでした。

　── 試験勉強にあたって実行した勉強方法は？

白倉：過去問題を何度も復習しました。工業材料、工作法、機械製図に関しては、暗記カードを作って憶えるなどの工夫をしています。大学で各科目ごとに特別講習を開いてくれたので、それも大いに活用しました。
森北出版発行「機械設計法（改訂・ＳＩ版）」と理工学社発行「基礎製図（第３版）」も学習のうえで役立ちました。

　── これから３級受験を考えている技術者の方に対して何かアドバイスがあれば教えてください。

白倉：今回は設問の構成が若干変わったように思います。毎年出題されていた設問が出ていなかったり、問題数も少なめでした。また、説明を求めるような問題が加わり、過去問題はもちろん、教科書も一度は全てに目をとおし太字（重要な部分）をひとつでも多く憶えることが大事です。特に機構学・機械要素設計と機械製図は出題数が多いので念入りに、とアドバイスさせてもらいます。

　── ３級機械設計技術者として、これからの抱負があれば教えてください。

白倉：社会に出てから資格を持っていることを活用するのではなく、資格を取るために勉強した知識を活用していきたいです。。

　── 受験資格の実務経験年数に達した時、２級試験、１級試験にチャレンジしてみたいと考えていますか？

白倉：自分が社会の中で設計者として更なる知識や技術が必要となれば、それを身につけるための目標としてチャレンジしてみたいと思います。

　── どうもありがとうございました。