平成１５年度機械設計技術者３級試験合格者インタビュー

　── 機械設計技術者試験制度をお知りになったきっかけ、また受験された動機について教えてください。

徳永：大学の先生から紹介されたのが、この試験を知ったきっかけです。受験動機は、自分が高校から学んできた機械工学に関する知識を、集大成として試してみたかったからです。

　── 試験の難易度はいかがでしたか？

徳永：とても難しいというのが正直な印象です。特に製図の問題は既出のものと異なっていたので、最初見たときは戸惑ってしまいました。

　── 試験勉強にあたって実行した勉強方法は？

徳永：３級過去問題集を使った学習が中心です。とにかく何度も解いて覚えてしまう、という方法をとりました。

　── これから３級受験を考えている技術者の方に対して何かアドバイスがあれば教えてください。

徳永：計算問題が苦手な方は、友だちや先生に聞いてしっかり理解しておくことが大切です。用語の暗記は毎日少しずつ覚える。得意な科目を先に、苦手な科目を後でじっくり学習するという方法もいいと思います。
試験問題は予想もしないようなものが出たりするので、暗記が苦手な場合は、３、４か月ぐらい前から少しずつでも幅広く勉強しておくことが重要ですね。それから受験のときの心構えですが、本番当日はどうしても緊張してしまうと思いますが、今までやってきたことを信じて、悔いの残らないよう最善を尽くして欲しいです。そうすれば良い結果が出せると思いますよ。

　── ３級機械設計技術者として、これからの抱負があれば教えてください。

徳永：試験合格の翌週、先生から就職の紹介を受けることができました。周りの友人たちよりも優遇されたと思いますので、資格を取ってよかったなと改めて実感しています。卒業後はこの資格を活かして、設計・開発の分野で大きな仕事をやってみたいと思います。

　── 受験資格の実務経験年数に達した時、２級試験、１級試験にチャレンジしてみたいと考えていますか？

徳永：ぜひチャレンジしてみたいですね。その日までしっかり勉強のほうも続けていかなければなりませんが（笑）。

　── どうもありがとうございました。