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機械設計技術者3級試験合格者インタビュー
平成10年度 3級合格
熊本工業大学 機械工学科 4年
久保 和寿 さん
 ──機械設計技術者3級試験制度をお知りになったきっかけ、また受験された動機について教えてください。

久保:試験制度の存在は、昨年の夏休み前に学校の掲示板で知りました。受験動機については、担当の先生から勧められたこともありましたが、将来的に機械設計に携わる業務に就きたいという希望があることが一番大きな動機かもしれません。

 ──試験の難易度はいかがでしたか?

久保:難易度としては、いずれの分野においても初歩的な問題だったために難しいという印象はありませんでしたが、設計の基礎という点においては適当な難易度だったと思います。

 ──3級試験受験にあたって実行した勉強方法は? 試験勉強に役立った教科書・参考書があればそれも教えてください。

久保:受験対策勉強は、本を読むということに重点を置き、ある程度読んだら自分なりに演習をする、という形式で実行しました。具体的な参考書は次の2冊です。
@「95年度版 工業高校 機械科就職問題」(一ツ橋書店)
 問題の難易度が3級試験と同程度で、かつ理解しやすい内容でした。
A「要訣 機械工作法」(和栗 明 ほか著、蒲{賢堂)
 この本は機械工作の分野においてほぼ満遍なく記載されており現在でもよく使用しています。

 ──これから3級試験を受験しようと思っている方へのアドバイスがあれば教えてください。

久保:将来、設計に関わるであろうという人、特にその中でも大学生の皆さんには受験を勧めたい資格です。また、試験に合格するコツを挙げるならば、本を沢山、広く浅く読むことです。出題される問題は初歩的なもので、各分野を細かく学習し過ぎてしまうと他の分野まで対応できなくなる恐れがあると思います。

 ──受験資格の実務経験年数に達した時、機械設計技術者2級試験、1級試験にチャレンジしてみたいと考えていますか?

久保:機械設計企業に就職し、実務経験を得た時点でチャレンジしたいと思います。

 ──3級機械設計技術者として、これからの抱負があれば教えてください。

久保:大学院への進学を希望しているため、現時点では資格の有効活用は思い浮かびませんが、今後も設計の知識を広めより深く設計に関わるよう努力していきたいと思っています。

 ──どうもありがとうございました。



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