　──機械設計技術者試験制度をお知りになったきっかけ、また受験された動機について教えてください。

高橋：「機械設計」という雑誌に出ている記事を見て知りました。自分の力が社外でどの程度のものなのか、確認するための手段として適切なものと思い受験しました。

　──工業会が主催した受験講習会を受講されましたか？

高橋：受講しました。試験の傾向をつかむという事で、大変役に立ちました。また、講義内容は実務上でもとても役に立つ内容だと思います。できれば受験と関係なく定期的に行なっても良いのではないかと思いました。ただ残念なのは、時間的にハードで、２日間くらいかけてもう少し詳しく講義をしていただけると更に良いと思います。

　──日刊工業新聞社で主催している通信教育講座を利用しましたか？

高橋：利用しました。受験勉強は基本的にこのテキストの内容に沿って進めました。

　──試験の難易度はいかがでしたか？

高橋：年々難しくなってきたように感じます。また、今回は時間が足りなかったように思いました。

　──試験勉強にあたって実行した勉強方法は？

高橋：最初は通信教育のテキストで、基本的なものを勉強し、過去問題集を繰り返し解きました。専門外の部分は、基本的な公式などを覚えるよう務めました。試験直前には問題を暗記するくらい問題集を解きました。時間的には６か月前ごろから３０分でも良いから毎日勉強するように心がけました。

　──これから２級受験を考えている技術者の方に対して何かアドバイスがあれば教えてください。

高橋：自分の業務では、あまり使わない分野は、基礎の習得をしっかりして過去問題集の問題を何も見ないで全て解答できるように準備しておけば、合格できると思います。講習会に参加して、できればそれまでに基礎的な事は一通り勉強しておくことができれば理想的ですね。

　──２級機械設計技術者として、これからの抱負があれば教えてください。

高橋：この資格があるから設計ができるというものではなく、日頃の経験の積み重ねだと思います。これを機会に、より良い設計ができるよう更にレベルアップしていきたいと思います。

　──受験資格の実務経験年数に達した時、１級試験にチャレンジしてみたいと考えていますか？

高橋：設計者として、常に向上していきたいと考えていますので、ぜひ１級にチャレンジし、機械設計技術者クラブに入会したいと思います。

　──どうもありがとうございました。