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機械設計技術者2級試験合格者インタビュー
平成13年度 2級合格
太平工業(株)東海支店 プラントエンジニアリング部
主事 蟹江 四志秀 氏
──機械設計技術者試験制度をお知りになったきっかけ、また受験された動機について教えてください。
蟹江:
社内にキャリア認定制度があり、職種別に取得必須、及び選択資格が定められています。機械系技術者には、取得必須資格の一つに機械設計技術者2級があり、受験しました。
──工業会が主催した受験講習会を受講されましたか?
蟹江:
受講しました。丸一日を費やした講習会でしたが、大学卒業後20年近くを経た自分にとっては、どの教科も懐かしく感じられ、時には新鮮で耳新しい講義であり、一日で機械技術全般に触れられる機会は、他にないと思います。受験だけのための講義になっていない部分も有意義だと思いました。
──日刊工業新聞社で主催している通信教育講座を利用しましたか?
蟹江:
利用していません。
──試験の難易度はいかがでしたか?
蟹江:
正直に言うと、今回はかなり難しいと思いました。レベル的に2級は若手技術者のレベルアップに有効だと思っているので、既刊問題集に掲載されている程度の難易度が妥当だと考えています。受験対策にも問題集を利用するのが一般的だと思いますので、問題集を十分理解した受験者が合格の手ごたえを感じることのでできる出題をお願いしたいと思います。
──試験勉強にあたって実行した勉強方法は?
蟹江:
貴会発行の「平成13年度版 機械設計技術者資格試験問題集 2級」の中で、過去出題のものを中心に学習しました。ノートに問題と解答例を書き記したことで復習が容易になりました。暗記が必要な公式は、別ノートを作り暗記に役立てました。役に立った参考書は次の2つです。
・工業会 講習会配布資料
・機械公式活用ポケットブック(オーム社)
──これから2級受験を考えている技術者の方に対して何かアドバイスがあれば教えてください。
蟹江:
受験勉強にあたっては「必ず1回で合格する」「絶対合格する」という気持ちを持つことが何よりも大事です。問題集は簡単ではありませんが、解答で得るまでの段階で、さまざまな参考図書を繰ることが技術者としての糧になるので、遠回りは単なる遠回りでないことを認識することが重要だと思います。
受験本番では「最後まで決してあきらめない」ことが大切です。出題の難易により合格点が変わると思うので自分の持つ知識、忍耐力、意地の全部を出して決して問題に屈しないことが重要です。
──2級機械設計技術者として、これからの抱負があれば教えてください。
蟹江:
機械設計に携わる者として、機械設計技術者の資格は自信につながり仕事に誇りが持てます。また、自己啓発のみならず、職業として「機械設計技術者」を名乗ることができ、社会的評価も高まると認識しています。
──受験資格の実務経験年数に達した時、1級試験にチャレンジしてみたいと考えていますか?
蟹江:
近いうちに1級に挑戦したいと思っています(年齢的に2級だけでは恥ずかしいので)。
──どうもありがとうございました。
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