　──機械設計技術者試験制度をお知りになったきっかけ、また受験された動機について教えてください。

雑賀：当社が日本機械設計工業会会員ですので、それがきっかけで試験制度を知りました。
受験動機は、自己啓発および自身の技術レベルの客観的確認のためです。

　──工業会が主催した受験講習会を受講されましたか？

雑賀：受講しました。講習会は出題傾向に沿った講義が行なわれ、特に補助テキストを用いた講義は理解し易く印象的でした。

　──試験の難易度はいかがでしたか？

雑賀：「機構学、機械要素設計」「材料力学」「機械力学」は適当なレベルだと感じました。その他、「流体工学」「熱工学」などは基本的な問題が多く、その難易度は決して高くはないと思います。

　──試験勉強にあたって実行した勉強方法は？

雑賀：平成１２年度版資格試験問題集をメインに、参考書として「新機械工学便覧」を使用しました。数回、同じ問題を時間的間隔をおいて解くことで解答力の安定を図りました。

　──これから２級受験を考えている技術者の方に対して何かアドバイスがあれば教えてください。

雑賀：全ての問題に対して言えることですが、例えば、ひとつの数式を丸暗記してしまうのではなく、その構成、意味を積極的に理解しようとする姿勢が大切だと思います。

　──２級機械設計技術者として、これからの抱負があれば教えてください。

雑賀：今回の資格試験で得た内容を、今後のスキルアップのための知識ベースとして活用し、顧客からのさまざまなニーズに正確かつスムーズに対応できるよう日々技術の研鑚に励みたいと考えています。

　──受験資格の実務経験年数に達した時、１級試験にチャレンジしてみたいと考えていますか？

雑賀：是非、挑戦したいと思います。

　──どうもありがとうございました。