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(社)日本機械設計工業会ホームページ
(株)ヤスナ設計工房 第三技術本部
第二設計部
中村 和功 氏
── 機械設計技術者試験制度をお知りになったきっかけ、また受験された動機について教えてください。
中村:
知人の紹介でこの資格の存在を知りました。受験した動機について、自身の設計の知識レベルを知りたかったのと、設計の基礎となる学力や知識量アップの良い目標になると考えたからです。
── 工業会が主催した受験講習会を受講されましたか?
中村:
受講しました。講習会の講義は非常に役に立ちました。特に企業から派遣されてくる講師の方の講義は、受験対策だけでなく実務に役立つ内容だったと思います。
── 試験の難易度はいかがでしたか?
中村:
難易度は非常に高かったと思います。やはり実務経験と学力の両方が必要となる問題が多かったようですね。特に材料力学と機械力学は難問だったと思います。
── 試験勉強にあたって実行した勉強方法は?
中村:
試験の半年ほど前から、1,2時間ずつ集中的な学習を行ないました。具体的には一度問題集の問題を全て解き、解けなかった問題を洗い出してその問題を根本から調べなおす方法をとりました。問題を解くために調べるのではなく、不足している知識を補うという意識を持つよう心がけました。
参考書は大学の教科書ベースではなく、実務ベースになっているものが良いと思います。
── これから1級受験を考えている技術者の方に対して何かアドバイスがあれば教えてください。
中村:
機械設計に従事されている方で、自身の知識やレベルを知りたいという方は多いと思います。この資格試験に挑戦することで、ある程度認識することができると思います。また、知識力アップのためにも良い目標になりますので、是非チャレンジをお勧めします。
── 1級機械設計技術者として、これからの抱負があれば教えてください。
中村:
機械設計といってもいろいろな業種があり、また内容もさまざまです。自分の従事している仕事以外は知識的に不安も多く、実務の経験がなければ設計できないという気持ちが強いと思います。
しかし、機械設計全般的には基礎になる知識は全て共通だと思います。設計の理屈、数値的根拠は全形状決定と実績から決定される形状とがあります。数値的な根拠だけで寸法や形状は決まらないものです。実務経験と知識が助け合って良い設計ができると思います。
この資格取得でベースとなる知識がある程度身についたと思いますが、これからが本番だという思いです。実務経験をさらに積んで、良い製品を設計してゆきたいと思います。
── どうもありがとうございました。
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