　──機械設計技術者試験制度をお知りになったきっかけ、また受験された動機について教えてください。

前田：本制度を知ったきっかけは新聞です。
業務処理能力を向上するためには、機械設計能力を向上させる必要があると日ごろ考えていました。そこで、どうせ学ぶなら資格を取得して客観的に力がついたことを確認したいと思い受験しました。

　──工業会が主催した受験講習会を受講されましたか？

前田：受講しました。講義は直接的には受験と関係ありませんでしたが、講義内容は思想的に一企業人を超えて、地球人であることを求めるものであり、今後の業務において大いに役立つと思います。

　──試験の難易度はいかがでしたか？

前田：過去問題（平成７～１２年度）よりも易しかったように思います。

　──受験にあたって実行した勉強方法は？

前田：毎朝７：３０～８：３０の１時間を、約１年半続けて試験勉強にあてました。教材は過去問題集のみです。また、業務で機械設計を要求されるケースでは、従来以上に付加を割いてこれにあたり、知識の習得に努めました。

　──１級機械設計技術者として、これからの抱負があれば教えてください。

前田：資格取得を奨励することにより、部下の育成につなげたいと思います。また、自らは新技術等を日々の業務を通して吸収し、資格取得を目指して得た設計力を駆使して開発やエンジニアリングを推進したいと考えています。

　──どうもありがとうございました。