　──機械設計技術者試験制度をお知りになったきっかけ、また受験された動機について教えてください。

橋本：試験制度の存在は、「機械設計」（日刊工業新聞社発行）の受験問題と紹介記事で知りました。受験動機としては、次の３点です。
１．現在までの機械分野技術力の再確認と整理（機械部門）。
２．今後の機械設計に活かしたい。
３．生涯現役として続けるために資格を有効に活用したい。

　──工業会が主催した受験講習会を受講されましたか？

橋本：講習会は受講していません。

　──試験の難易度はいかがでしたか？

橋本：日頃専門に業務を行なっている領域は比較的易しいが、日頃馴染んでいない領域は集中的学習が必要だと思います。機構、製図、応用問題は比較的難しいと思います。

　──受験にあたって実行した勉強方法は？

橋本：主に下記３点を集中的に行ないました。
１．前年度試験問題集でレベル確認と弱点項目の確認。特に解けない問題はノートに解答とともに記録し、何度も確認しました。
２．日本機械学会発行の機械便覧（要素・製品）を参考書にしました。
３．機械と設計の特集記事（機械要素や計算例など）も参考にしました。

　──受験を考えている技術者の方に対して何かアドバイスがあれば教えてください。

橋本：自分の業務の整理と不足領域の確認整理とそのレベルアップ。資格獲得のための高いモチベーション。短期集中学習スケジュールの設定と実行です。

　──１級機械設計技術者として、これからの抱負があれば教えてください。

橋本：現業務へ資格を活用することと、自己の機械設計技術力のレベルアップを図る意識付けとしたいと思います。また、生涯現役として続けていくうえで活用したいと思います。

　──どうもありがとうございました。