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機械設計技術者1級試験合格者インタビュー
平成11年度 1級合格
潟Nボタ 鉄管生産技術部 主幹技師・部長
   迫田 明紀 氏
 ──機械設計技術者試験制度をお知りになったきっかけ、また受験された動機について教えてください。

迫田:雑誌「機械設計」(日刊工業新聞社発行)での紹介記事で、この試験制度を知りました。受験した動機については2つあります。まず、生涯現役として社会参加を続けるために業務上身に付けた能力をブラッシュアップし、自己を再評価するため、そして、資格取得により、業界情報、技術進化動向把握を確実にし、社会参加と業務実益につなげるためです。

 ──試験の難易度はいかがでしたか?

迫田:技術計算と機構立案、材料選択、製図等の技術能力に加えて、安全、衛生、公害面の予測と対応等、社会システムの中で、要求される設計技術者に本来求められる能力と資質を問う試験として、質・量・難易度・スピード共に高く、最大の頑張りを要しました。

 ──受験にあたって実行した勉強方法は?

迫田:前年度試験問題集で、試験問題のレベルを確認しました。また、法令等の最近の動向を把握し、規格(ISO)、単位系(SI)の情報なども確認していました。

 ──受験を考えている技術者の方に対して何かアドバイスがあれば教えてください。

迫田:私からのアドバイスは次の3点です。
1.自分の経験業務の整理と不充分な知識の補強。
2.自分の経験業務以外の機械設計技術者(ライセンシー)として要求される技術領域の確認と補強。
3.目的達成の強い意志と計画的な自己研鑚。

 ──1級機械設計技術者として、これからの抱負があれば教えてください。

迫田:「1級機械設計技術者」のライセンシーとしての信用を傷つけないように、倫理観をもち誠実に業務に取り組みたいと思っています。また、日々発展する技術の動向を把握し、実力の向上を図り資格の陳腐化を防ぎ、積極的に資格を活かした業務を進め、周囲のレベルアップを図りたいと考えています。

 ──どうもありがとうございました。



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