★ 平成28年度 機械設計技術者試験 認定制度の一部変更 ★(2016.3.7更新)
赤字部分、2016.3.7 変更・追記箇所
青字部分、2016.3.15 追記箇所
平成28年度より機械設計技術者試験認定制度が一部変更されます。変更されるのは、以下の3点です。主に1級の受験資格に関わる内容が多いので下記の「表1 平成18~27年 旧受験資格一覧表」「表2 平成28年度~ 新受験資格一覧表」を比較参照してください。
① 2級合格者は、合格した次年度から1級を受験することができるようになります。
平成27年度まで1級を受験するために2級合格後4年の実務経験年数を必要としましたが、平成28年度からは合格後次年度から1級受験が可能になります。
② 一定の条件を充たしていれば2級取得者でなくても1級を受験することができるようになります。
平成27年度まで1級を受験するために2級取得が必須でしたが、平成28年度からは
1.表2の実務経験年数を充たしている
2.当団体指定の職務経歴書を提出していただき、受験資格審査で受験資格が認められる。
以上の2つの条件を充たしていれば、2級取得なしで1級受験が可能になります。
③ 1級の出題方式が変更されます。
平成27年度まで科目選択方式(産業機械、荷役運搬機械、化学環境機械)で実施していましたが、平成28年度からは問題選択方式となる予定です(検討中)。現行の分野以外も出題の対象とし産業機械、荷役運搬機械、化学環境機械以外の分野に関わる技術者が受験し易くなることを目的としています。
表1 平成18~27年 旧受験資格一覧表
最終学歴 |
実務経験年数 |
||||
1級 |
2級 |
3級 |
|||
直接受験 |
3級取得者 |
||||
工学系 |
大学院・大学 高専専攻科 |
2級取得後4年の実務経験を要す |
3年 |
2年 |
実務経験不問 |
短大・高専 専門学佼 |
5年 |
4年 |
|||
高校・その他 |
7年 |
6年 |
表2 平成28年度~ 新受験資格一覧表
最終学歴 |
実 務 経 験 年 数 |
|||||
1 級 |
2 級 |
3 級 |
||||
直接受験 |
2級取得者 |
直接受験 |
3級取得者 |
|||
工学系 |
大学院・大学 高専専攻科 |
5年 |
2級取得後、次年度から受験可能 |
3年 |
2年 |
実務経験不問 |
短大・高専 専門学佼 |
7年 |
5年 |
4年 |
|||
高校・その他 |
10年 |
7年 |
6年 |
※1級直接受験の場合、当団体指定の職務経歴書を提出していただき受験資格審査を受けていただく必要があります。
◇1級直接受験手続方法
平成28年度からは、「表2 平成28年度~ 新受験資格一覧表」の直接受験に必要な実務経験年数を充たしていること、かつ、同団体指定の職務経歴書を提出していただき、受験資格審査で受験資格を認められた方も1級を受験することができるようになります。1級直接受験手続の大雑把な流れは、
1.職務経歴書の提出→2.審査料支払い→3.資格審査→4.審査結果報告→5.受験資格承認→6.受験申請(WEB申請)
です。下記に平成28年度1級直接受験手続きの詳細を記します
・当団体指定の職務経歴書の入手方法
原則(一社)日本機械設計工業会(以降、工業会と記す)ホームページ https://www.kogyokai.com/ に接続しダウンロードして下さい。或いはご希望によりFAX・郵送でも対応させていただきます。
配布期間 平成28年7月1日~8月17日
・提出方法
郵送・宅急便・スキャナで画像化してEメール送付可
提出期間 平成28年7月1日~8月19日
・資格審査料
5,000 円(支払方法は別途マニュアルにて)
※資格審査料は、資格審査が承認されない場合も返金されません。
※支払手数料等は、審査提出者の負担です。
・審査結果通知方法
審査料の入金を確認次第、速やかに審査を行い原則Eメールで通知、ご希望によりFAX・郵送でも対応させていただきます。その際、承認された者には「承認No」を同時に通知いたします。
平成28年8月末までには通知いたします。
・審査結果の有効期限
当年度から翌々年度まで
◇1級試験科目・出題方式の変更について
1級試験科目
設計管理関連課題 |
機械設計に関わる管理・情報等に対する知識 |
機械設計基礎課題 |
機械設計の基本となる計算課題を含む知識 |
環境経営関連課題 |
機械設計の管理者として必要な環境・安全に対する知識 |
実技課題 (問題選択方式) |
設計実務に関わる計算を主体とした問題が複数出題され、その中から指定された問題数を選択して解答 |
小論文 |
出題テーマから1つ選択し、1200~1600字程度の論文を作成 |
平成28年度から1級試験科目は、上表になります。科目名に若干の変更がありますが、どの科目も出題内容には大きな変更はありません。但し「実技課題」関しては、出題・解答方式が変わりました。
平成27年度までの選択科目(産業機械・荷役運搬機械・化学環境機械)を「実技課題」と称し科目選択方式から問題選択方式へと変更しました。出題範囲は、産業機械・荷役運搬機械・化学環境機械以外の分野から出題される場合もあります。
出題・解答方法を具体的に示しますと次のようになります。
[実技課題]
|
|-【Aグループ問題群】
| 出題数 3題 1問選択
|
|-【Bグループ問題群】
出題数 6題 2~3問選択(検討中)
時間割は、下表のようになります。
平成28年度1級時間割
時 間 |
科 目 |
|
第1時限 |
9:30~11:30 |
設計管理関連課題、機械設計基礎課題、 環境経営関連課題 |
第2時限 |
12:40~14:40 |
実技課題(問題選択方式) |
第3時限 |
15:00~16:30 |
小論文 |
以上