平成25年度 3級合格者インタビュー 

2014.2.21 掲載

北九州市立大学 国際環境工学部
 機械システム工学科4年 
松井 美樹 さん

── 機械設計技術者試験制度をお知りになったきっかけ、また受験された動機について教えてください。

松井:試験制度を知ったきっかけは、大学のEAさんに「解いてみなさい」と3級の過去問題を渡されたことです。その際、高専生が多く受験しているという話がありました。受験動機は、ちょうど大学院の試験が終り時間に余裕ができたことと、その先にある就職活動で活かせる資格になればと考えました。



 ── 受験のための講習会(JMC主催、学校その他主催)を受講されましたか? 受講された方は、その講習会が役立ったかどうか教えてください。

松井:学校主催の講習会はありませんでした。講習会は参加していません。一人暮らしの学生には受講料がちょっと高めでした。



 ── 試験の難易度はいかがでしたか?

松井:4月から長崎大大学院に進学し、住まいも長崎に変わる予定ですので、福岡にいる今回の受験で絶対に合格しなければ、と密かに思ってましたので(笑)集中力は保てたと思います。そのおかげでしょうか、難易度は例年通りという印象です。



 ── 試験勉強にあたって実行した勉強方法は?

松井:使った教材は、ホームページに掲載されいている過去問題の全て(平成24年度は問題集(平成25年度版問題集も購入しました)を勉強しました。械設計技術者のための基礎知識 (日本理工出版会)を使った学習も取り入れました。参考までにご紹介すると、学習期間は8月半ばから試験前日まで。特に集中的に勉強した期間は、10月後半ごろからということになるでしょうか。



 ── これから3級受験を考えている技術者の方に対して何かアドバイスがあれば教えてください。

松井:出題範囲が相当広いので、勉強は「広く・浅く」を心掛けてみてください。やはり学習期間はしっかり確保する必要があると思います(ある程度の基礎が固まっていれば1か月ぐらいで何とかなるかも)。過去問題を見ると、よく似た問題や同じ問題が出題されていることが分かります。出題傾向を探る意味でも、過去問題ははずせません。自分の手を動かして何度も解いてみることが大切です。
『しっかり勉強すれば、誰でも合格することができます。頑張ってください!』
これから3級に挑戦するみなさんには、このエールを送りたいと思います。



 ── 3級機械設計技術者として、これからの抱負があれば教えてください。

松井:まずは履歴書に載せて就職活動に活かしたいです。そして、実際に働くときにも受験勉強で得られた知識を活かしてゆければと思います。機械設計技術者として、また『リケジョ』としてこれから活躍できるように頑張ります(笑)。



 ── 受験資格の実務経験年数に達した時、2級試験、1級試験にチャレンジしてみたいと考えていますか?

松井:大学院を卒業後、2級試験を目指してみたいですね。



 ── どうもありがとうございました。