平成25年度 3級合格者インタビュー
2014.2.21 掲載
新日鐵住金(株) 交通産機品事業部
鉄道台車製造部 砂田 恭宏 さん
── 機械設計技術者試験制度をお知りになったきっかけ、また受験された動機について教えてください。
砂田:上司からの提案、指示がありました。それまで試験制度の存在を知りませんでした。
── 受験のための講習会(工業会主催、学校その他主催)を受講されましたか? 受講された方は、その講習会が役立ったかどうか教えてください。
砂田:参加しました。ただ正直に申し上げると役に立つかどうか疑問が残ります。まず自分のペースで勝手に進めてしまう講師の方の説明は、改善の必要があるでしょう。加えて教材の準備が不十分で、配付ミス、印刷ミス、PCスライドの漏れなどがありました。受講料は決して安くありません。もう少し意識を高めていただくことを要望しておきます。講義の時間中は、結局自習に充てることになりました。
── 試験の難易度はいかがでしたか?
砂田:科目にもよりますが、全体的には易しい部類に入るかと思います。難易度の話とはちょっと違いますが、問題の誤記が多く、試験中に多くの訂正が入るのがとても気になりました。
── 試験勉強にあたって実行した勉強方法は?
砂田:量をこなすことは大切です。過去問題を中心に一度だけでなく何度も解くようにしました。
── これから3級受験を考えている技術者の方に対して何かアドバイスがあれば教えてください。
砂田:深みという点では物足りませんが、浅いながら広い知見が試験勉強を通じて得られます。学生にとっては腕試し、社会人になってからは機械工学の全般的な復習ができるよ機会になると思います。
── 3級機械設計技術者として、これからの抱負があれば教えてください。
砂田:今のところは特にありません。3級より上の級を取ると自覚が湧くのかもしれませんね。
── 受験資格の実務経験年数に達した時、2級試験、1級試験にチャレンジしてみたいと考えていますか?
砂田:現段階で予定はありませんが、常に3級のレベルは維持したいと思っています。
── どうもありがとうございました。