2013.3.5 掲載
大阪電気通信大学大学院 工学研究科 修士課程制御機械工学専攻
吉本 剛史 さん
── 機械設計技術者試験制度をお知りになったきっかけ、また受験された動機について教えてください。
吉本:私が機械設計技術者試験制度を知ったのは2年前の大学3年生のときです。大学の教授から受験を勧められましたが、当時の私にはあまり意欲が湧かず受験を見送りました。ただ周囲には受験をして合格を勝ち取った友人もおり、関心を持ちつづけていた状態です。大学院に進学するころには勉学に対する意欲も向上して「工学部で学んだ知識を資格として持っておきたい」と考えるようになり受験を決めました。
── 受験のための講習会(工業会主催、学校その他主催)を受講されましたか? 受講された方は、その講習会が役立ったかどうか教えてください。
吉本:教授の方々が開いてくださった学内の講習会を受講しました。過去問題の解答を解説するスタイルだったのですが大変勉強になりました。その他の講習には参加していません。
── 試験の難易度はいかがでしたか?
吉本:科目によって印象は異なりますが、総じて難易度は3級として妥当だったのではないかと思います。ただ工業材料と工作法は問題数に対して出題範囲が広いように思います。また、熱工学ではカルノーサイクルのようなエネルギーと仕事の関係を計算で算出するような問題があっても良いかもしれません。公式が示された上で解答が出せる形式では熱工学の理解に繋がりにくなってしまうのではないか、個人的にはそのような印象も受けました。
── 試験勉強にあたって実行した勉強方法は?
吉本:私が実行した試験勉強は主に二つです。
①大学内で実施された講習会参加
②自主勉強
主な流れとしては、講習会で解説される過去問題を予め入手してその問題に挑戦します。その後、講習会で答え合わせと、解けなかった問題の理解を深めます。これに加えて適宜問題の見直しをしたり、つまずいたことのある問題に再挑戦するといった手勉強法です。
── これから3級受験を考えている技術者の方に対して何かアドバイスがあれば教えてください。
吉本:受験する方が機械工学科の在学生もしくは卒業生の場合、自身の授業で学んだ知識やノートを駆使することで理解が進むと思います。
── 3級機械設計技術者として、これからの抱負があれば教えてください。
吉本:この機械設計技術者3級という資格をスタート地点として、これから技術的な社会貢献をしてゆきたいと思います。
── 受験資格の実務経験年数に達した時、2級試験、1級試験にチャレンジしてみたいと考えていますか?
吉本:機会があればチャレンジしてみたいですね。
── どうもありがとうございました。