平成22年度 1級合格者インタビュー 3

2011.4.13 掲載

株式会社カンセツ 熊本事業所  猪頭 克之 氏

 ── 機械設計技術者試験制度をお知りになったきっかけ、また受験された動機について教えてください。

猪頭:社内広報でこの試験制度の存在を知りました。受験動機としては、会社が推奨している資格という理由ももちろんありましたが、自分の実力を試してみたいという気持ちが強かったと思います。



 ── 受験のための講習会(工業会主催、学校主催など)を受講されましたか?

猪頭:受講しておりません。



 ── 試験の難易度はいかがでしたか?


猪頭:級を問わず全体的に難易度は高いですね。特に1級は技術的な部分以外でも幅広い知識を求められます。その点でも難易度がより高くなるのでしょうね。



 ── 試験勉強にあたって実行した勉強方法は?

猪頭:問題集はひと通り勉強しましたが、先ほどお話したとおり1級では幅広い知識が問われますのでそれで全てを自分のものにできたというまでには至りませんでした。当日の試験問題をイメージできたという点では役立ったと思います。



 ── これから1級受験を考えている技術者の方に対して何かアドバイスがあれば教えてください。

猪頭:1級は技術力もさることながら、技術者としての考え方や姿勢が問われる試験だと思います。日頃から新聞やニュースなどに関心を持ち、機械設計とは無関係に思えるような情報に触れることも必要です。



 ── 1級機械設計技術者として、これからの抱負があれば教えてください。

猪頭:奇しくも東日本大震災という未曾有の大災害が発生した年に技術者として節目を一つ迎えることになりました。自分に何ができるか今は分かりませんが、今後の復興に少しでも力になれるよう日々精進してゆきたいと思います。



 ── どうもありがとうございました。