(社)日本機械設計工業会ホームページ
平成24年度

サクラ工業(株)      
開発部設計課    
和泉  勧 氏
 ── 機械設計技術者試験制度をお知りになったきっかけ、また受験された動機について教えてください。

和泉:前に勤めていた先の上司からこの試験制度を紹介されました。私は技術士取得を目標にしておりますので、最終目標へのステップとして受験を考えました。



 ── 受験のための講習会(工業会主催、学校主催、その他)を受講されましたか? 受講された方は、その講義は役に立ちましたか?

和泉:受講しておりません。



 ── 日刊工業新聞社で主催している通信教育講座を利用しましたか?

和泉:利用しておりません。



 ── 試験の難易度はいかがでしたか?

和泉:相対的に難しいと感じます。他の方の意見でもよく見られますが、この試験は広範囲に及ぶ機械工学の知識が要求されています。さらに加えると「知っている」というだけではなく、十分な理解を求められる問題が多いと思います。



 ── 試験勉強にあたって実行した勉強方法は?

和泉:機械設計技術者のための基礎知識 (日本理工出版会)を二回繰り返し解き、基礎を固めました。さらに深く掘り下げる必要性を感じたので、教科書などの補足事項をこの参考書にどんどん書き込んでゆき、メモなどを挟むことでこの一冊だけで勉強できる教材を作り上げてしまいました(笑)。



 ── これから2級受験を考えている技術者の方に対して何かアドバイスがあれば教えてください。

和泉:工学を幅広く学ぶチャンスになるので受験をお勧めします。確かに公的な資格ではありませんが、技術者の間ではある程度認知されている資格になっています。持っていて損はないと思います。



 ── 2級機械設計技術者として、これからの抱負があれば教えてください。

和泉:自分の専門分野だけでなく、機械工学分野全般を学ぶ良い機会になりました。これからの技術者にはより幅広い知識を持ちつつ、専門性もさらに高めることが要求されてゆくでしょう。今回の試験勉強、そして合格をきっかけにして、さらに工学知識を吸収してゆこうと思います。



 ── 受験資格の実務経験年数に達した時、1級試験にチャレンジしてみたいと考えていますか?

和泉:ぜひ1級を取得したいですね。



 ── どうもありがとうございました。